今回は、東京で唯一の会員会社、渡辺酒造にお邪魔することにした。冬とはいえ、陽射しはやわらかく、どこか春の気配を感じる日、JR中央線の特別快速電車に乗ることおよそ30分で立川に到着した。
ここ立川は多摩地区の中央部分に位置し、東西に流れる多摩川や武蔵野台地開墾の源となった玉川上水が北部を流れ、武蔵野の面影を残している。
しかし、人口16万人都市の中心である立川駅周辺は、ショッピング街やデパートが空中の通路で結ばれ、その空中通路を跨ぐように多摩都市モノレールが走っている。
このモノレールは、東京都と周辺自治体、私鉄などの出資で平成10年11月から営業を開始した都市交通手段で、多摩地域の南北間のアクセスを格段に向上させている。
渡辺社長によれば、蔵へのアクセスは、新しく快適で、高いところからの眺めも楽しめるモノレールの利用を勧めているということなので、今回の訪問ではこのモノレールを利用した。車内は広くゆったりしていて、箱根や富士山が遠望できるモノレールに乗ること約20分、北の終点「上北台」で下車。
東京の主要な放射状道路のひとつである新青梅街道を車で10分ほども走ると、市役所も近くにあり、住宅も密集している地域に目印の大きなお酒のビンが見えた。蔵に到着である。住居との兼用オフィスにおいて渡辺洋司社長からざっくばらんに語っていただいた。

街道沿いにある蔵の前景